フリーターのバイトは塾講師が良い理由

フリーターの塾講師

一般に、正社員の生涯年収は2～3億円、フリーターの生涯年収は5～8千万円と大きく差が開いています。20代のうちは友人との年収もそこまで違わないため気にならないですが、年を取るにつれ年収の差が拡大していきます。

年金を払っていない人も多くいて、その場合は高齢者になってもアルバイト生活を余儀なくされます。

男性の場合はフリーターという理由で結婚が出来ないなど、フリーターは社会的に信頼をされにくいのも確かです。

そこで多くの人は正社員を目指して就職活動をしますが、20台後半からは求人が減ってくるので、安定的な生活を得にくいというのが現実です。

ここで、私がフリーターの方におすすめしたいのが塾講師です。塾講師は時給が約2000～3000円程と、他のアルバイトに比べて圧倒的に高いです。多くの塾では社員登用制度を設けていて、アルバイトで積んだ経験を正社員でそのまま活かすことも可能です。

さらに塾講師のもう1つのメリットは、「大卒であれば学歴は関係ない」ことです。講師という立場上、最低限大卒の必要はありますが、東証1部上場企業であっても高学歴は必要ありません。

普通に就職活動をしたのでは、難しいような大手企業に入れるのが塾講師なのです。

講師に学歴を求めていない背景の1つが、「人手不足」です。塾業界というのは人の出入りが激しく、学生アルバイトを多用していることもあって、常に人手が足りていません。他の大手企業と違って、塾業界では常に求人を出しているため就職がしやすいのです。

では、肝心の年収がいくらかと言うと

※正社員講師の年収は従業員数によって異なる。

※アルバイト講師の年収は、1週間で10コマ、1コマ当たり90分、時給2400円と設定した場合の授業給と、講習会時の給与、コマ手当などを筆者が加味したもの。

比較のために一般アルバイトの平均年収を見てみると、約144～172万円となります。アルバイト講師の年収は他のアルバイトよりも高いことが分かります。

対して正社員の年収は平均35.8歳時点において357～397万円と、決して高いとは言えません。

正社員の年収が低いのは、一般講師の年収が低いからです。主任や校長などの役職に就くことが出来れば、年収は500～600万円、700～800万円と、安定した生活を得ることも可能です。

キャリアアップは難しいと思われがちですが、塾業界では人手不足もあって、役職に就きたいと志願すれば、短期で主任や校長を任せてもらえることが多いです。

もちろん社内での活躍は考慮され、責任も重くなりますが、早いうちに安定性を得ることが出来るのは塾講師のメリットです。

塾講師は肉体労働ではなく、自分の頭を使う知識職です。現場作業員やコンビニのアルバイトと違って、主に授業や面談などを行うので身体への疲労は出にくいです。実際、40代、50代になってもバリバリ仕事をしている講師が私の周りにはいます。

高齢になっても変わらずに仕事が出来るのが、塾講師のメリットであると言えます。

塾講師のメリットはWワークが可能という点もあります。塾は生徒の放課後に授業をするという性質上、勤務時間は主に16:00～22:00となります。講師のシフトを埋められない場合や、もっと稼ぎたいという場合は、午前中に他の仕事を入れることが出来ます。

「正社員になるために就職活動をしたいが、アルバイトで時間がない」という方にとっても午前中の時間が出来るので、職探しにも合っていると思います。

「バイトの時給が低い」、「キャリアアップしたい」、「安定的な生活を手に入れたい」、というフリーターにとっては、塾講師は魅力的な仕事の一つではないでしょうか。

アルバイトの時給は他のバイトより高めであり、正社員へのキャリアアップも比較的短期間で見込めるという点。

また、学歴を問わない点や、年収増加も大きなメリットの一つです。

塾講師は決して楽な仕事ではありませんが、自分の知識を活かして良い暮らしをしたいという方にはおすすめの職業です。