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入試英語の勉強法(分野別一覧)

Keito Ochiai

大学を飛び級で卒業後、MBA(経営大学院)に進学して経営戦略と会計を学ぶ。現在は、データ分析を用いて企業との共同研究に従事。趣味は読書とSwitch、カラオケ。最近はアソビ大全のトイテニスを極めてます。

ページのまとめ

高校・大学入試どちらにも有効な入試英語の勉強まとめです。分野別になっています。(単語・熟語、文法、長文、和訳、英作文、リスニング)

弱点を分析する

分析の方針

受験生がやりがちな誤った勉強法として、「なんとなく勉強する」というものがあります。ただ、テキトーに勉強して成績が上がるほど英語という科目は甘くありません。ここで紹介する勉強法をしっかり意識して、確実に実力をつけてほしいと思います。

まず行うのは、「自分の弱点」を明確にすることです。この分析を行っていない人が多すぎます。自分の弱点を見つけ、そこを補強するような勉強法でないと成績が伸びるわけがありません。いつまでも得意なところだけ勉強しても仕方ないのです。

過去のミスから分析

具体的には過去の答案をチェックし、自分の弱点を見つけていきます。今までの答案を保管していない人は、これから受けるものだけを分析すれば良いです。

チェックすべきポイントの例を挙げると、受験生が一番やりがちなミスは「動詞の形」です。三人称単数の ”s” がついていない、過去形にすべき部分を現在形にしているなど、動詞の変形で間違えることが多いです。自分の答案にこうしたミスが見られる場合、その間違いが無くなるまで練習をします。無意識に間違えてしまうということは、その単語や文法が感覚的なレベルで身についていない証拠であり、特に意識をせずともミスしないレベルまで鍛えることが必要です。

また、単語や文法の抜けでミスをしている場合は、苦手な分野を徹底的に強化します。この場合はその分野を覚えるまで何度も問題集を解けばよい良い」だけなので、すでに述べたような「無意識でするミス」よりは対策が取りやすいです。

単語・熟語の勉強法

英語に限らず、勉強法に絶対はありません。自分がやりやすく、実力をつけられる勉強法が一番有効な勉強法です。ただし、受験勉強においては「効率性」が重要視されます。ここでは、「効率性」を重視した勉強法を紹介します。

単語は1日に5回、発音しながら見る

例えば、「1週間で100語覚える」という目標を立てたとしましょう。この場合、1~100までの単語を1日に5回見る、という勉強法を行います。この際、単語をノートに書く、単語に線を引くなどの手作業は不要です。あくまで単語帳をパラパラとめくり、単語を見るだけでよいです。ただし、ここで注意したいのは、「必ず音声に合わせて発音しながら単語を見る」ということです。音声を聞くことで正しい発音を覚えられ、発音をすることでリスニング対策にもなります。

単語を見ていく際には、「単語→意味→例文」の順で目を通します。1日に5回も見るので、1回1回にそこまで時間をかける必要はありません。1単語にかける時間は10秒以内にします。また、単語→意味で終わってはいけません。英単語を実際の英文で運用するためには、その単語が文中でどのように使われるかを例文で見る必要があります。例文の中でも英単語を覚えることで、実際に入試問題で出題されても対応できるようになります。

単語を覚える際には、短期間で多くの量を覚えます。1週間で100語程度が良いと思います。ただし、自分に合った語数が重要ですから調整はしてください。

熟語の勉強法

熟語の勉強法も基本的に単語の勉強法と同じです。各熟語を1日に5回、発音しながら見る勉強法です。ただし、熟語を学ぶ上での注意点は、「例文を重視する」ということです。熟語は単語よりもふつう長くなるので、丸暗記が難しくなるからです。さらに、熟語を丸暗記しても実際の英語で運用できる可能性は低いです。熟語こそ例文の中で感覚として身につけていくものであり、例文ごと覚えてしまうような勉強法が有効です。

筆者自身、熟語を覚えるのが苦手な受験生だったので、例文の中で感覚的に身につけました。ただ厳密にいえば、現在熟語帳に載っているほとんどの単語は正しい英文法によって「理解」することが可能であり、ただ丸暗記するという勉強法は愚かとも言えます。それにも関わらず「例文の中で感覚的に暗記」の勉強法をすすめているのは、現行の英文法を習う受験生にとってはこの暗記型勉強法の方が向いていると考えるからです。この熟語の「理解」については、随時記事を更新していきます。

英文法の勉強法

文法は「理解→暗記」

英文法の勉強は一般的に「暗記」だと考えられがちですが、正しくは「理解→暗記」です。その文法がなぜその意味を表すのか、文法の原理を学ばないと実際の英文では運用することができません。原理を理解した上で、その文法を自在に使えるように練習する。この過程が「理解→暗記」です。

ほとんどの受験生は文法の「理解」が中途半端なまま「暗記」をしようとするので、結局その文法事項は身につかなくなります。熱心な受験生は学校の授業や塾で「理解」までは出来ますが、「暗記」のパートで練習をおこたり、理解した文法を忘れていきがちです。これを防ぐためには、まず「理解」をしっかりした後で、十分な練習量を確保して「暗記」することが重要です。「理解」の部分に関してはこのサイトを見てもらえれば分かるようになっています。「暗記」に関しては、自分で計画を立てて勉強します。問題集やこのサイトの練習問題を使って学習しましょう。

文法は同じ分野を三周

具体的な英文法の勉強法としては、「同じ分野を三周する」というものが良いと思います。三周の根拠としては、問題集の同じ分野を三回学習すればおおよその知識は固まるからです。三周するときにはすべての問題を三回解くようにします。元々出来ていた問題でも三回解くことで定着を図れ、間違えた問題には丸を付けておくことで次回で復習できます。そして、重要なポイントは「短期間で三周する」ことです。短期間に連続して同じ分野を学習することで、学習の効率を高めることができます。

長文の勉強法

高校入試や大学入試で一番大きな配点を占めるのは「長文読解」です。多くの受験生が苦手とする分野でもあります。

単語と文法が最優先

長文の勉強をするにあたって、第一に学習する必要があるのは「単語と文法」です。長文は単語と文法が完成した上で読めるようになるので、まずは基礎力である単語と文法の完成を目指してください。単語で言えば、長文で分からない単語がなくなる程度まで。文法だと、文法の問題集を見て分からない部分がなくなるまで学習します。この段階まで到達してから長文を勉強することで、学習の効率が飛躍的に高まります。

スラッシュリーディング

長文自体の勉強法として、受験生には「スラッシュリーディング」がおすすめです。スラッシュリーディングとは、英文をまとまりごとに区切って読んでいく技術です。スラッシュリーディングの詳しい方法については、長文のページで紹介しています。

演習を大事に

単語と文法、スラッシュリーディングを身につけた受験生にとっては、演習量をこなすことが重要です。いくらテクニックを習得したところで、その技術を自由自在に使うことができなければ入試では勝てません。基礎力が完成し、読み方を習得してからはひたすら演習です。演習のやり方としては、「問題を解く→解説を読む&間違えた部分の分析と復習→何度も読み返す」というやり方が有効です。

特に、「何度も読む」のパートが重要で、一度読んだ英文を何度も読み返すことで、そのレベルの英文ならばスラスラ読めるようになります。この繰り返しでレベルを上げていきます。

読めるが解けないという場合

ある程度のレベルになった受験生は、長文は読めるが問題で間違える、という状態になることがあります。この場合、考えられるパターンは二つです。第一に、「そもそも長文が正しく読めていない」こと。読めた気になっているが、実は正しく解釈できていないというオチです。この場合は、すでに紹介した勉強法で単語と文法、スラッシュリーディングの基礎を固めましょう。

第二に、「問題慣れしていない」こと。各英文の意味はしっかり取れているが、問題に合わせた読み方が出来ておらず、問題を解く際に内容を忘れてしまっているケースです。こうした場合、志望校の過去問で十分な対策を行う必要があります。設問ごとに解き方を決めておくことで、本番の入試でも効率的に解いていくことができます。

和訳の勉強法

和訳が苦手な受験生が多いですが、英文を正しく読めるようになれば和訳で失点することはありません。逆に得点源にすることができます。英文を正確に読むためには、構文を把握する力を養成します。これはスラッシュリーディングと似たところがありますが、より細かく構文を取る技術を習得することで、正確な和訳ができるようになります。構文把握の方法については和訳のページで詳しく紹介します。

英作文の勉強法

通常、入試問題ではテーマに沿って3文程度の短い英作文が出題されます。しかし、志望校によっては多少長めの英作文が出題される可能性もあります。英作文については、まず過去問を見てどこまでのレベルが求められているのか把握しましょう。

英作文の勉強法は、二ステップです。第一に、「主語+述語+対象語+説明語」の流れを意識して英文を書けるようになること(文法一覧にて詳しく解説しています)。この段階では、英文を文法的に正しく作る感覚を勉強します。文法と言っても文法問題を解くような知識は必要とせず、英文を正しく組み立てられるようになることが重要です。

第二に、単語・熟語の知識を得たうえで、難しい表現を簡単な表現に言い換えられること。このステップでは、今まで習った語彙や文法を自在に使えるようにします。自分の言いたいことがパッと表現できるまで練習しましょう。この段階は慣れが重要なので、長期間継続して勉強します。

また、入試で必要になるテクニックが「難しい表現を言い換える」ものです。自分の語彙では表現できない日本語を簡単な言葉に置き換えて、英語で表現できるようにします。この技術は比較的早くに習得できますが、まずは語彙力の強化をして全体的にレベルアップするのが優先です。

リスニングの勉強法

受験生が最も苦手とするのがリスニングです。リスニング勉強は二段階で行います。第一に、英文の本来の読まれ方を知ること。例えば ”get up” は日本語読みだと「ゲットアップ」と読みますが、実際には「ゲラップ」のように聞こえます。このように英語本来の読まれ方を知らないと、知っている単語・熟語でも聞き取れないため、リスニングが出来なくなります。

この対策としては、普段の単語・文法・長文の学習において発音を積極的に行うほかないでしょう。見た英単語・英文はすべて発音するくらいの勢いでやる必要があります。ただし、発音の際は必ずCD音源を用意しましょう。自己流の間違った発音が身につく可能性があるからです。

第二に、リスニングにおいてスラッシュリーディングを行います。すなわち、英文を聞きながら、「頭の中で意味のまとまりを作る」練習をします。英文の音は聞けるが意味が分からないという受験生にお勧めです。この段階では英文の音を聞けるのは前提として、聞き取った音を英文として理解する練習になります。音を聞きながら意味のまとまりごとに区切り、内容が掴めるようになればリスニングの対策は十分です。

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