高校入試

高校入試英語の学習スケジュール

Keito Ochiai

大学を飛び級で卒業後、MBA(経営大学院)に進学して経営戦略と会計を学ぶ。現在は、データ分析を用いて企業との共同研究に従事。趣味は読書とSwitch、カラオケ。最近はアソビ大全のトイテニスを極めてます。

ページのまとめ

このページでは、時期ごとの学習内容と学習方法を解説します。レベルごとに分けられており、レベルの分け方は定期テストが「9割以上なら得意」、「8割程度ならふつう」、「7割以下なら苦手」としています。下の画像はページ内容をまとめた画像です。

 

【高校入試英語の学習スケジュール】

全レベルでの理想:中2までに定期テスト9割を取る

中3に入るまでは、とにかく定期テスト重視の勉強をします。高校入試で出題される単語や文法は、ほぼ学校で習うからです。受験対策としての英語は中3からで十分に間に合うので、中2までは定期テストで基本知識を漏らさず習得します。定期テストの勉強法は別のページで紹介します。

英語が苦手な場合

英語が苦手な受験生は、とにかく「基礎を徹底」します。応用的な問題へは決して走らず、最後まで基礎を固め続けることで、入試本番で実力を発揮できます。ただし、基礎を固める時期には模試の結果が出にくいというデメリットが存在します。結果がついてこない時期でも、コンスタントに勉強を出来るかが勝負の分かれ目と言えそうです。

4月~夏休み終わり:単語・熟語・文法の基礎固め

中3が始まってから夏休みの期間までで、できる限り単語・熟語と文法の基礎を固めます。英語が苦手な場合、短期間で結果を求めてはいけません。まずは深い基礎力を作ってから長文や和訳、英作文の練習を始めることで大きな成果が得られます。

夏休み終わりまでは、とにかく単語と文法です。単語については勉強法のページで示した「一日五回、発音しながら単語を見る」方法で学習します。文法については問題集が完璧に解けるようになるまで何度でもやり込みましょう。当サイトでは「同じ分野を短期間(3~5日程度)で三周する」勉強法をおすすめしています。

9月~12月:単語・熟語・文法の復習、長文の勉強

この時期には長文や英作文の勉強を並行して出来るのが理想ですが、英語が苦手な場合は単語・熟語、文法の復習(毎日)に合わせて、長文の勉強に専念すると良いです。長文の配点が一番高いうえ、和訳・英作文は長文の勉強をしているうちに自然と身につく部分があるからです。

長文の勉強法は「スラッシュリーディング」を推奨しています。意味のまとまりごとに線で区切り、英文を読みやすくする技法のことです。別ページで詳しく紹介しています。一度読み終えた長文はそのままにするのではなく、一週間程度に渡って毎日読み続けると、そのレベル帯の長文はスラスラ読めるようになります。

また、この時期に一度過去問を解くことをおすすめします。2回分程度でよいですが、志望校と自分の実力がどれくらい離れているかを確認する必要があります。

12月~1月:各分野の演習・完成

単語・熟語・文法・長文の知識を、入試で実際使えるレベルまで引き上げます。この段階では、各分野の演習的教材をやるとよいです。レベルは実際の入試レベルに合わせてください。

単語・熟語は特別何かをする必要はありません。今まで通りの基礎的な学習を続けます。継続して覚えることが大事です。文法に関しては、演習で間違えた分野で忘れている部分がないか確認する作業を行います。

この時期の長文の勉強法は、「スラッシュリーディングをやめる」ことです。入試本番ではスラッシュを引いている暇がないため、生の英文で読めるように訓練します。今までスラッシュリーディングでしっかり学習できていれば、スラッシュなしでも読めるようになっているはずです。読み終わった長文は何度も読み返して復習します。

1月~入試本番

過去問演習を行います。志望校のレベルに合わせた学習が出来ていれば、文法問題は6,7割の正答率、長文ならば本文がほとんど理解できるレベルになっているはずです。この状態で過去問演習をしないと無意味ですから、ここまでが出来ていない受験生は早急に基礎的学習をするのをおすすめします。

過去問演習を行う意義は、「各設問への対策」をすることです。過去問演習では自分の実力を試す、過去問から英語の勉強をするなどの意味もありますが、メインとなるのは「設問対策」です。難しい高校になるほど抜き出しや並べ替えが難しくなり、解答をするのにテクニックが求められます。試験時間に対して問題量が多い高校がほとんどですから、解答のテクニックを過去問演習で磨く必要があります。過去問演習の仕方は別ページで紹介します。

英語がふつうの場合

英語の実力がふつうくらいの受験生は、基礎を大事にしつつ後半の演習で実力を伸ばします。夏休み前後までは基礎をしっかり固め、中3の内容を先取りします。これで秋以降に各分野の完成度を高めることに集中できます。冬以降は演習的な教材をやり込み、余裕を持った状態で入試本番に臨みたいところです。

4月~7月:今までの総復習

余裕があるこの時期に今まで習った事項を総復習します。ここまでの内容が身についているかどうかで夏休み以降の学習が大きく変わってきます。単語・熟語に関してはこの時期で目標の半分程度、文法に関しては習った部分は完成できるようにします。単語・熟語の覚え方は「一日五回、発音しながら単語を見る」です。文法は「短期間で同じ分野を三周する」勉強法で確実に覚えます。

夏休み:復習+先取学習

夏休みには今までの復習を毎日しつつ、習っていない単元を予習できるのが理想です。復習の内容は自分の弱点を補強できるものにします。特に弱点がなければ復習はしなくても良いでしょう。

予習はしっかりと学習をし、夏休み中に中3の単元をすべて終わらせる勢いで学習できると良いです。ここで中学校の内容を終えることで、9月から応用的な学習で実力を伸ばすことができます。ただし、基礎的な学力(単語・熟語・文法)が身についていない内は先取学習をしないほうが良いです。あくまでも英語の基礎を得たうえで先に進んでください。

9月~12月:復習+長文・英作文

9月からは入試に向けた勉強を行います。主に長文と英作文の練習をします。長文は「スラッシュリーディング」。英作文は自分でテーマを設定し、書いたものを学校や塾の先生に添削してもらいます。それぞれの詳しい勉強法については別ページで紹介します。また、今までの内容を軽く復習するのも忘れないようにしましょう。単語と文法は毎日やらないとすぐに抜けていくので、復習の計画を立てて学習します。

1月~入試本番

過去問演習を行います。ここでは志望校独自の設問がないかどうか、確認をしながら解き進めます。過去問演習は実力を確かめる意味もありますが、志望校の問題傾向を掴むために行うのがメインです。実際の入試で出題されたときに、効率よく解けることを目指して過去問演習を行います。

・英語が得意な場合(難関校志望)

難関校を志望するハイレベルな受験生は、先取学習を前提とした効率的なプランを立てる必要があります。各時期での目標を確実に達成できるよう、コンスタントな勉強量が求められます。また、中3の序盤で基礎的な知識は完璧にしておきたい所です。どれだけ早期に基礎を固められるかが重要になります。

~中2終わり

一番の理想としては、中2終わりまでに中学校の内容をすべて終わらせてしまうのが良いです。中学英語は内容が薄いので、中2までにすべての学習をすることが十分に可能です。当サイトの文法解説を使えば容易に習得できるので、ぜひ中2までに文法の完成を目指してください。

4月:文法の総復習

中3が始まってからの1か月で、中学校の内容を総復習します。入試用の標準的な文法問題集を一冊買い、1か月ひたすら解いていくのが良いです。あまり自信がない場合は、学校で配られた問題集でも良いです。今までの文法に抜けがないか、一つ一つチェックしましょう。間違えた分野は忘れている部分がないか確認し、文法の弱点を無くしていきます。

5月~7月:単語・熟語、高校文法の先取り

夏休み前までのこの時期には、単語・熟語の強化と高校で習う文法を先取りします。単語・熟語の完成度で入試本番の結果が決まるといっても過言ではないです。語彙に関しては特に力を入れて学習してください。大学受験用の簡単な単語帳を一冊用意すると良いです。

また、私立難関校では中学校の範囲を超えた出題が存在するため、自主的に高校の内容を学習します。当サイトでも難関校志望者が学習すべき項目を更新する予定です。公立校を志望する受験生は高校の内容を学習する必要はありません。効率志望の受験生は、単語・熟語を徹底強化するとよいです。

夏休み:単語・熟語、長文、英作文の勉強

夏休みには主に長文の勉強をします。「スラッシュリーディング」を完璧に習得してください。英作文は自分でテーマを設定し、どんどん書きましょう。先生に添削をしてもらうのが良いです。また、単語・熟語はいつも通り学習します。この時期は入試で通用する基礎的な実力をつける時期です。あまり応用には走らず、標準的な模試の問題が9割こなせるくらいのレベルを目指して勉強します。特に、単語と熟語の勉強はおろそかにしがちなので気を付けてください。

9月~11月

この三か月間で入試標準レベルを完璧にします。具体的には、演習用の入試問題集を一冊買い、文法問題や長文問題をひたすら解いていきます。文法問題は間違えた分野で抜けがないか確認し、長文では実際の入試レベルが読めるようになるまで何度も読み返します。どうしても理解できない部分に関しては、先生に聞くなど分からない文法や構文を無くすまで学習します。11月までの勉強で入試基礎~入試標準レベルを固めるので、ここでしっかりと基盤を作ることを目指します。

12月

一か月間で応用問題に対応する力を養成します。応用問題が豊富にある問題集を用意し、細かい知識を詰めていきます。長文に関しても多少難しいものを選んだほうが良いでしょう。単語・熟語力が足りないと感じれば強化し、読む技術が足りないと感じればその問題集でスラッシュリーディングを練習します。つまづいた場合は即座に戻ることを心がけてください。ただし、この時期から新しい単語帳・熟語帳に手を付けるのは良くないです。学習が中途半端になるうえ、ほかの教科にも影響を及ぼしかねません。

1月~入試本番

過去問演習をします。ここまで理想の勉強が出来ていれば、問題なく過去問を解いていけるはずですが、自分の実力が足りていないと感じれば、迷いなく前の学習に戻ります。確実に合格できるよう、志望校の設問分析と自分の実力把握を欠かさないでください。

難関校では独自形式の設問が見られるため、過去問をよく研究して設問別の対策を取ることは必須です。自分の苦手な設問に対しては、あらかじめ解き方を決めておくなどの計画を立てて、入試本番で慌てないようにしましょう。

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