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未来形の表現4つ|"will”と"be going to"の違いは?

Keito Ochiai

大学を飛び級で卒業後、MBA(経営大学院)に進学して経営戦略と会計を学ぶ。現在は、データ分析を用いて企業との共同研究に従事。趣味は読書とSwitch、カラオケ。最近はアソビ大全のトイテニスを極めてます。

ページのまとめ

未来形は話し手の感覚で表現が決まります。"will"と"be going to"の違いは「前もって意識していたかどうか」です。

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「未来形」なんて存在しない

学校では"will"や"be going to"を「未来形」と習いましたが、感覚的な意味で言えば、「未来形」などという表現はありません。その代わりに、話す人が考えたこと・思ったことを、どのように伝えるかによって未来的な表現を使い分けることが出来ます。すなわち、"will"や"be going to"、また”現在形”や”現在進行形”はイメージに基づいて使い分けられるのです。

そのイメージに基づいた「意志や予想」が文法的に見れば「未来形」となり、「~するだろう・するつもりだ」というワンパターンの訳で教えられ、結果として自分では使えない表現になってしまいます。今回は未来の基本的な表現4つ(will、be going to、現在形、現在進行形)について解説し、それぞれのイメージを学んでいきます。

未来形の使い分けが出来ない

単純な穴埋め問題や選択問題ならば問題ありませんが、英作文など表現を選ぶ必要がある場面では、未来形の使い方が分からなくなることも多いです。多くの人が未来形の表現を使いこなせない理由は、未来形の正しいイメージを掴めていないからです。例えば、"will"と"be going to"をはっきりと使い分けられますか? 未来形の表現として、現在形や現在進行形はどのような場面で使うのか。この辺りをしっかり理解することで、英語力を格段に上げることが出来ます。

ここからは、それぞれの未来表現について詳しく見ていきます。

2つの未来:"will"と"be going to"

"will"は「その場で決める意志・予想」

中学・高校で習う「未来形」の代表が"will"です。学校では、「~するだろう」という訳で教えられることがほとんどですが、実際の英文を見ると、「~するだろう」だけでは対応できない場合が多々あります。それは、教科書的な文法によって、"will"の持つイメージが削ぎ落されているからです。まずは"will"の基本的なイメージを抑えましょう。

"will"の基本イメージは、「その場で決める意志・予想」です。「~するだろう」という訳で対応しきれないのは、この訳が「予想」の面しか捉えていないことが理由です。「~するだろう」という訳を当てはめて未来の表現を考えている限り、未来表現を使いこなすことは出来ません。「意志」の面までイメージで捉えることで、"will"を使いこなせるようになります。例文を見てみましょう。

will(予想)の例文

  1. Wow! It's time to leave here!
  2. Hurry, or you'll miss train.
  1. え! もう行かなきゃいけない時間だ!
  2. 急ぎなよ、じゃなきゃ遅れるよ。

will(意志)の例文

  1. Hey, what's up?
  2. This door will not open because it has been locked.
  1. ねえ、どうしたの?
  2. このドアにカギが掛かってて、開かないんだよ。

”will"のイメージは「その場で決めた意志・予想」です。その場で決めたという部分が重要で、話し手の頭の中にパッと思いついたという意志や予想を表すのが"will"です。

Hurry, or you'll miss train.

Aが「もう行かなきゃいけない時間だ!」と言うのに対し、その場でサッと考えて、「急がなきゃ遅れるよ。」という予想を話しています。

This door will not open because it has been locked.

こちらは先ほどの「予想」とは違い、ドアがその場で頑なに開こうとしない「意志」を表しています。日本語ではモノが意志を持つような文章はありませんが、英語ではまるでモノに意志があるかのように文を作る時があります。もちろん、人が主語でも、「~するぞ!」という強い意志を表したい場合は"will"を用いることが出来ます。

ココがポイント

"will"は「その場で決めた意志・予想」

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"be going to"は「すでに意識していた」

"will"が「その場で決めた意志・予想」だったのに対し、"be going to"は「すでに意識していた」が基本のイメージです。"will"ほどその場で決めるものではなく、あらかじめ意識していたことや、前もって分かっていたことに対して"be going to"を使います。すでに動き始めている場面の先に予想される展開、流れから予想できるすぐ先の未来に起こることなど、"will"よりも確定度が高い未来を表す、と理解しておけば問題ないです。イメージを焼き付けるために例文を見て見ましょう。

be going to の例文

  1. You look so busy. It's only eight.
  2. I'm going to visit Emi by nine, so I have to get ready to go out right now.
  1. 忙しそうだね。まだ8時だよ。
  2. 8時までにエミのところへ行くつもりだから、出来るだけ早く準備しなきゃならないの。
  1. Hey, why don't we go out?
  2. I can't believe it! Look dark sky. It's going to pour down any minute.
  1. ねえ、外出しない?
  2. まさか! 暗い空を見てみなよ。すぐに激しい雨が降るよ。

"be going to"のイメージは「すでに意識していた」です。例文のように、何かを起こす・何かが起こることをあらかじめ予想し、それを基に話している感覚が”be going to"です。

I'm going to visit Emi by nine, so I have to get ready to go out right now.

エミのところへ行く準備をしていますから、その場でパッと決めた思いを表す"will"ではなく、あらかじめ意識していた"be going to"を使います。"will"を使えば、エミの家へ行くことをパッと思いついたのに、すでに準備を始めていることになってしまいます。

Look dark sky. It's going to pour down any minute.

暗い空を見ながら、この後激しい雨が降ると予想しています。単なる予想ではなく、すぐに雨が降りそうなのを見て"It's going to pour down any minute"と言っているのです。この後確実に雨が降るという意識を持ちながら言っていますから、思い付きの"will"ではありませんよね。

ココがポイント

"be going to"は「すでに意識していた」

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”現在形”と”現在進行形”の未来

"will"でも"be going to"でもないが、未来のことを表現できるのが、”現在形”と”現在進行形”です。4つも未来の表現があり、どれを使えば良いか迷うと思います。しかし、「未来形」とは言ってもしょせん感覚の問題です。話し手がどのように感じているか、そのイメージを理解すれば4つの表現を難なく使いこなせるはずです。

"現在形"は「確定した未来」

"will"や"be going to"は確定度の違いこそあれ、あくまでも意志や予想の範囲での「未来」でした。これに対し、”現在形”が未来を表す場合は、電車のダイヤ、カレンダー、飛行機の時間、映画の上映プログラムなど、基本的に「変更のない未来」です。電車や飛行機の時間が頻繁に変わることはあり得ませんし、ましてやカレンダーの日付や曜日が変わることがあってはいけませんね。このような場合は現在形で「未来」を表してあげましょう。

現在形(未来)の例文

  1. The train comes at 8:00.
  2. This popular movie starts at 9:15.
  3. Friday's just around the corner!
  4. leave on Monday, weather permitting.
  1. その電車は8時に来ます。
  2. この人気映画は9時15分に始まります。
  3. 金曜日はもうすぐだ!
  4. 天気が良ければ月曜日に出発します。

電車や映画の時間については「確定」した感覚を覚えると思います。他にはカレンダー上で金曜日が迫っている感じ、これは未来のことですが、明日が金曜日なのは確定しているので現在形で表しています。また、月曜日に出発するのも未来ですが、会社や何かのプロジェクトで出発する場合は、あらかじめ時間が正確に決められています。このような「確定した」スケジュールなども現在形で表すことが出来ます。

ココがポイント

"現在形"は「確定した未来」

”現在進行形“は「予定・計画」

”現在形”が「確定した未来」を表すのに対し、”現在進行形”は「予定・計画」を表します。現在形よりも確定度は低くなるものの、「予定・計画」という、意志や予想よりも強い確定度の未来を表します。イメージとしては「明日の…には~しているだろう」と、頭の中でスケジュールが実行されているのを思い描いている状態です。

現在進行形(未来)の例文

  1. I'm having lunch with Kate this afternoon.
  2. We're playing soccer in the stadium at 19:00 tomorrow.
  3. Are you watching the movie on Monday night?
  1. お昼にはケイトと昼食を取っている予定です。
  2. 私たちは、明日の19時にそのスタジアムでサッカーをしているでしょう。
  3. 月曜日の夜に映画を見る予定ですか?

例文では、いずれも「予定・計画」の感覚を持ちながら話しています。"will"や"be going to"と違い、確固たるスケジュールがあるイメージです。また、現在形の「確定した未来」、すなわち変更される可能性が極めて低いような未来とも違い、現在進行形ではこの時点での予定・計画を表現しています。他の未来表現との区別に注意しましょう。

ココがポイント

”現在進行形“は「予定・計画」

まとめ

「未来形」なんて表現は存在せず、その人のイメージで表現が変わることを学んでいただけたでしょうか。これは日本語でも同じで、私たちが話すときは「未来のことだから未来形を使わなきゃ」なんて考えは浮かびませんよね。その時々の感覚に基づいて表現を自然と選び取っています。

英語も「今」感じている思いを表現に託すことで、その人の気持ちをうまく伝えることが出来ます。「未来形」と呼ばれる4つの基本的な表現を抑えて、時制を自由に行き来できるようになりましょう。

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