高校入試

高校入試のレベル別長文問題集11選|選び方とおすすめも解説!

Keito Ochiai

大学を飛び級で卒業後、MBA(経営大学院)に進学して経営戦略と会計を学ぶ。現在は、データ分析を用いて企業との共同研究に従事。趣味は読書とSwitch、カラオケ。最近はアソビ大全のトイテニスを極めてます。

ページのまとめ

高校入試英語の長文問題集について詳しく解説!レベル別におすすめを見ていきます!

「長文問題集、どれも同じじゃないの?」と思った受験生、それでは志望校合格が遠のきます!!

高校入試英語において、ほとんどの配点を占めるのが長文読解である以上、長文に関しては注意を払って問題集を選ぶ必要があります。このページでは、集団塾・個別塾講師としての経験と自らの受験経験から、受験生のレベルに合わせた最適な一冊をおすすめします!

長文問題集は必要ですか?

「必ず」必要です。志望校がどんな学校であれ、まともな英語の試験が課される志望校であれば長文の練習をせずに合格できるとは考えないでください。例えば、2019年に行われた東京都の公立高校入試では、長文問題の配点が8割を占めています。さらに、難関高校では長文の割合こそ変わらないものの、長文問題が出来るかどうかで合否が分かれてしまうほど長文読解は重要です。

学習的な面から言えば、長文読解は反復練習と量をこなさない限り、決して上手くなることはありません。学校や塾では「設問の先読み」「キーワードリーディング」などの受験テクニックが目立つ傾向にありますが、特に難関校ではそういったテクニックはほとんど通用しません。確かな英語力がなければ長文の内容を把握することすら難しいでしょう。

本質的な長文読解力をつけるためには、自分の苦手を正確につかんで、自分に合った最適な参考書で学習をするのが最短のルートです。テクニックに頼らずとも試験を解き終えられる実力をつけるため、必ず長文問題集を用意して下さい。

長文問題集の2種類を知る

長文問題集には、目的に応じて2種類が存在します。

2タイプを知ろう!

  • 長文の読み方を解説した「教科書」
  • 問題量をこなすのが目的の「演習書」

長文問題集は、大きく分けると「教科書」「演習書」に分かれます。

教科書タイプの問題集では、最初に長文問題を解いた後に詳しく解説してもらい、何度も反復練習することで長文の読み方を覚えるのが目的です。これに対して「演習書」は、その名のとおり演習量をこなすことで実践的な力を伸ばすのが目的です。

「自分は長文読解が苦手でいつも詰まる……」という受験生は、教科書タイプの問題集をまずはやってみましょう。逆に、「長文で詰まることは少ないけど、時間が足りないし解き方がよく分からない」という苦手意識をもつ受験生は、演習タイプの問題集にトライします。

なお、単語や文法に不安があるという人は無理に長文にトライせず、単語と文法を固める学習から始めてみましょう。おすすめの単語帳についてはこちらの記事をご覧ください。

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高校入試

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教科書タイプの問題集

基礎レベル

ハイパー英語教室中学英語長文 1(超基礎からはじめる編)


安河内先生著のハイパー英語教室シリーズです。単語帳や文法書も揃うシリーズであり、そちらと併せて使用することによりさらなる効果が期待できます。長文問題集としての本書はレベルが低めに設定されており、”英文の読み方”を徹底的に学べる内容となっています。「単語や文法が難しいと読めない」「そもそも長文の読み方が分からない」という中学生に非常におすすめできる問題集です。

続編として「入試長文がすらすら読める編」が存在しており、学習後に問題集を繋げやすいのが一番の特徴と言えるでしょう。解説は初心者向けに平易に書かれており、誰でも取り組みやすい良書です。

英語長文読解の基礎―高校入試対策 (10日間完成)


こちらは10日間で完成する”短期集中型”のテキストです。タイトルの通り、短期間で目標達成を目指したいタイプの中学生に向いています。同シリーズには「中1・2の総復習」「リスニングの基礎」などのタイプが存在しており、参考書を繋げやすい点が良いと思います。

内容は初心者向けに書かれており、用いられている単語や文法は平易なものがほとんどなので、語彙力に関わらず長文読解力を養成することが可能です。じっくり学習したい方は、先ほどの「ハイパー英語教室」、短期集中で学習したい方は「10日間完成」を選ぶと良いでしょう。

中堅レベル

実戦!英語長文はこう読む!!―高校入試


「①基本の英文を覚える→②アタマから英文を読む→③英文の区切りを意識→④実践練習」という構成になっており、長文読解上達への道筋を分かりやすく解説しています。長文の読み方をきっちり固めたい中学生に向いていると言えます。フィーリングではなく長文の解き方を”学びたい”という人はぜひ手に取ってみてください。コンパクトで持ち運びやすい点もGood。

ハイパー英語教室中学英語長文 2(入試長文がすらすら読める編


基礎レベルでご紹介した「ハイパー英語教室中学英語長文 1(超基礎からはじめる編)」の続編です。公立高校入試から120語から200語程度の英文を用いて長文読解力を養成します。このシリーズは解説がとても丁寧で、独学では身に付けづらい英文の着眼点を詳しく学習できます。

また、英語学習には欠かせない「音」のトレーニングとしてCDが付いている点が良いです。CDに合わせて発音することで英文をスラスラ読みこなせるようになる他、リスニング力のUPも期待できます。同シリーズの1から繋げるとスムーズに学習が出来るはずです。

上位レベル

高校入試スーパーゼミ英語長文 (シグマベスト)


構成としては、「①102の基礎構文→②短い英文に慣れる→③長文読解」となっています。基礎をきっちり固めてから長文へ移っていくスタイルです。実践に入る前に抜け漏れなく学習を済ませたい、完璧主義タイプの方に向いていると思います。

また、「ウォームアップ」にて英語の小さなカタマリ(名詞や前置詞)を掴む学習や、「インターバル」にて英語の基礎(主語や動詞)の学習が出来る点が珍しい点です。

トップレベル

英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 改訂版


トップレベルの参考書には大学入試用の入門書をおすすめします。「英文読解入門基本はここだ!」は、”英文解釈”という英語を正しく読む技術を養う参考書です。私立難関高校や国立高校を狙うトップレベルの受験生は、中学範囲から逸脱した内容が出題されることがあります。その際にこの参考書で培った英文読解の技術が応用できるはずです。

内容としては、基本の構文をひたすら丁寧に読み解いていきます。例文をすべてスラスラ読めるようになれば、難関高校の英文でも余裕をもって読めるようになります。何度も繰り返して学習するのがコツです。入試が終わった後も大学入試用の良書として使用可能であるのに加え、同著者の続編にあたる参考書として「ポレポレ」が存在します。中学範囲を超えた学習を行いたい受験生にとって必読の書です。

演習書タイプの問題集

基礎レベル

くもんの中学英文読解―中学1~3年 (スーパーステップ)


ステップ式の演習タイプ問題集です。初心者でも取り組みやすいレベルに設定されており、前半部分では熟語や文法の復習から長文読解へと繋げてくれる優しさが良いです。後半部分からは実践トレーニングとして長文を読んでいきます。単語や文法の学習をある程度やった上で取り組むと最も効果が高い参考書です。入試演習の前段階として「長文に慣れる」目的で使用するのが良いと思います。

また、くもんのシリーズは単語や文法を始めとして各種揃っているので、シリーズが気になった時に参考書同士を繋げやすい点がメリットです。

中堅レベル

高校入試英語長文はこう解く


教科書タイプと演習タイプをミックスしたような参考書です。構成は「①基本英文の学習→②英文をアタマから読む練習→③演習」という流れになっており、1冊で長文読解の方法学習と演習を行える点が良いです。しかし、演習量としては不十分感が否めませんので、他の演習書タイプの問題集と併せて使用することにより十分な量を積むことが可能です。

独自の特徴としては、公立高校の過去問から良問を抜粋して掲載し、その解き方を詳しく解説している点です。問題の解き方を詳述している参考書は少ない(簡単な解説が多く独学が難しい)ので、読み方だけでなく”解き方”を学びたい人におすすめです。

上位レベル

中学 英語長文 ハイクラステスト:定期テスト&入試対策


2章立ての構成であり、演習書タイプでありながら前半部分では読み方の解説があります。後半部分ではステップ(A、B、C)ごとの学習で英文の難易度や語数を上げながら実践的な学習を行います。比較的レベルが高めなので、教科書タイプの参考書で”読み方”を身に付けると良いです(本書の前半部分のみではキツイ)。

特徴は全訳や単語・熟語の訳が付いている点と、「構文の研究」にて英文全体の流れを解説している点です。英語力だけでなく国語力(=読解力)が付けられる点が上位レベルにふさわしい内容となっており、十分な演習量が期待できます。

トップレベル

英語長文難関攻略30選 【全国最難関校・英語長文厳選】 (高校入試特訓シリーズ)


最難関校を目指す受験生はこの問題集で決まりです。そもそも高校入試用の参考書自体が充実していない中、この問題集はトップレベルの受験生が長文読解力を極限まで高められるように上手く構成されています。難易度はかなり高く、英検準2級~くらいの語彙力と文法力がないと厳しいです。

特徴は単語・熟語一覧表、ジャンルごとの英文、中学範囲を超えた文法解説、全訳、設問の詳細な解説と充実しており、これ1冊を徹底的に復習することで高校入試における長文読解力は完成します。

英語長文テーマ別 難関攻略30選 (高校入試特訓シリーズ)


「英語長文難関攻略30選 【全国最難関校・英語長文厳選】」が基礎編だとすれば、こちらのテーマ別の方は、1つ1つのテーマを攻略して抜け漏れをなくすという使い方が良いと思います。入試では学校ごとに出やすいテーマ、出にくいテーマがあるため、それによって学習すべき語彙が変わってきます。この際に本問題集が有用となります。志望校における出題ジャンルをきっちり抑えて高得点を目指せます。

特徴は先ほどと同じで、高い完成度を誇る問題集となっています。2冊併せて使用することで大きな効果を得られるでしょう。

まとめ

今回ご紹介した問題集は以下の通りです。自身に合った最適な長文問題集を見つけてくださいね。

教科書タイプの問題集

  • 【基礎レベル】ハイパー英語教室中学英語長文 1(超基礎からはじめる編)、英語長文読解の基礎―高校入試対策 (10日間完成)
  • 【中堅レベル】実戦!英語長文はこう読む!!―高校入試、ハイパー英語教室中学英語長文 2(入試長文がすらすら読める編
  • 【上位レベル】高校入試スーパーゼミ英語長文 (シグマベスト)
  • 【トップレベル】英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 改訂版

演習書タイプの問題集

  • 【基礎レベル】くもんの中学英文読解―中学1~3年 (スーパーステップ)
  • 【中堅レベル】高校入試英語長文はこう解く
  • 【上位レベル】中学 英語長文 ハイクラステスト:定期テスト&入試対策
  • 【トップレベル】英語長文 難関攻略30選 【全国最難関校・英語長文厳選】 (高校入試特訓シリーズ)、英語長文テーマ別 難関攻略30選 (高校入試特訓シリーズ)

 

 

 

 

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