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不定詞の3用法(名詞的、形容詞的、副詞的)

Keito

データアナリスト / 経営学修士 趣味はプログラミング、Nintendo Switch、カラオケです。

ページのまとめ

不定詞の3用法を理解するには、「名詞」「形容詞」「副詞」を理解することから始める。

 

不定詞が「足りない情報を埋める」イメージなのは分かったけど、学校や塾で習う不定詞の3用法が全然分からない。
よし、ここでは従来の「不定詞の3用法」を解説するよ。

不定詞の3用法

名詞的用法 :英文の「主語」や「目的語(対象)」になる

形容詞的用法:名詞を後ろから説明する

副詞的用法 :動詞を修飾し、英文の補足説明を行う。

はい、分かりません。
まずは名詞的用法から見ていこうか。「名詞」とはなんだい?
「もの」とか「こと」だよね? 主語になったり、「何を」のところに来たり…
その通り。名詞とは、主語や目的語(「~を」の部分に当たる言葉)になる品詞なんだ。例文を見てみよう。

例文:名詞的用法

I started to play soccer on Sunday.「私は日曜日にサッカーを始めた。」

You want to buy a new car.「あなたは新しい車が欲しい。」

To study math is difficult.「数学を学ぶのは難しい。」

「私は日曜日に始めた」と聞いたら「何を?」とツッコみたくなりますね。このツッコみたくなる部分が目的語です。

例文では、”I started(私は始めました)”とあり、「何を?」に当たるのが”to play soccer on Sunday.(日曜日にサッカーをすること)”です。「何を?」に当たる部分が目的語だったので、”to play soccer on Sunday.”は目的語となっています。

すなわち、不定詞が名詞のようなはたらきをしているので、この不定詞は名詞的用法ということです。

ココがポイント

不定詞が英文の主語や目的語⇛名詞的用法

問2.形容詞とは何かを答えよ。
(なんなんだ急に…)知りません。
形容詞とは、「名詞」を説明する言葉のことを言うんだ。「美しい女性」だったら、「美しい」が形容詞だね。
名詞的用法では、不定詞が名詞のはたらきをしているから名詞的用法、ということを踏まえると…?
なるほど。名詞的用法と同じように、不定詞が形容詞的なはたらき(=名詞を説明)をしていれば形容詞的用法ってことだ!
その通り。例文へGO!

例文:形容詞的用法

He has many tasks to do today.「彼は今日やる仕事がたくさんある。」

Paul wants something to drink.「ポールは何か飲み物を欲しがっている。」

She was the first woman to eat ramen.「彼女はラーメンを食べた最初の女性だった。」

“She is the first woman(彼女は最初の女性です)”とありますが、どんな女性(名詞)なのか気になりますね。そんな時に使うのが、「形容詞的用法」の不定詞です。

形容詞的用法では、ある名詞について不定詞で説明をします。ここでは、”to eat ramen”を加えることで、「ラーメンを食べた女性」であることを説明できます。全体としては「彼女はラーメンを食べた最初の女性だった」という訳になります。

ココがポイント

不定詞が名詞を説明している⇛形容詞的用法

例文:副詞的用法

You went to the shop to see new shoes.「あなたは新しい靴を見るためにその店へ行った。」

He was very kind to help me then.「その時私を助けてくれるなんて、彼はなんて優しいんだろう。」

Mary grew up to be a doctor.「メアリーは成長して医者になった。」

不定詞が副詞のはたらきをしているってことだから……副詞ってなんだっけ?
副詞は、「名詞以外を説明する」と覚えよう。例えば、動詞や形容詞などを説明できるね。
「とても美しい」だったら、「とても」が副詞ってことか!
そうだね。ただ、「美しい紙」のときの「美しい」は、「紙」という名詞を説明しているから形容詞なんだ。形容詞(=名詞を説明)と副詞(=名詞以外を説明)の違いに注意しよう。

“You went to the shop(あなたはそのお店へ行きました)”という英文に対しては、「何のために行ったのか」ということが疑問として湧いてきませんか? そこで、”to see new shoes.(新しい靴を見るため。)”という不定詞を足してあげることで、お店へ行った目的を表すことができます。

ここで注意したいのは、靴を見るためにそのお店に「行った」というこです。すなわち、「靴を見るために」という不定詞の部分が「行った」という動詞の部分を説明しています。動詞を説明できるのは「副詞」でしたから、この不定詞は「副詞的用法」ということになります。

ココがポイント

不定詞が名詞以外を説明⇛副詞的用法

不定詞の3用法はどうだったかな?
難しい~。一応分かったけど、これじゃ使いこなせないや。
当然だよ。いちいち3用法を考えていたのでは、不定詞は使えるようにならない。不定詞の基本に戻って、「足りない情報を埋める」練習をたくさんすることが大事!

ココがポイント

不定詞を自在に使うためには、「足りない情報を埋める」という意識が必要。

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